老後のお金、節約するとどうなるか？

老後生活で一番大事なもの・・多くの人は、「お金」と「健康」と言います。

しかし、実は健康は、お金があってこそ実現できるもので、「健康」だけを目指しても、ほぼ難しいです。

老後資金について、多くの人は、年金生活なので、「節約して暮らす」とか、「つつましく暮らす」とか言います。しかし、それは間違いです。

年金生活で、それ以外の収入がほとんどない。(限られた額しかない）となると、節約は当然と思うかもしれませんが、節約した結果はどうなるのでしょうか？

老後に節約すると、出歩かなくなります。

結局余暇活動をしなくなり、交流の機会が減っていきます。これは社会的孤立となり、うつなどの原因ともなります。

仕事を退職したことで、会社の人間関係がなくなり、もともと地域とは関係が薄いので、人と交わることが少なくなります。

さらに配偶者や身近な人が亡くなると、さらに社会的に孤独感が増します。

このようなことで精神的な健康に悪影響を及ぼします。

安く生活しようとすると、普通一番出費が多い食費を切り詰めることになります。

また、商品も安いものを選んで買うことになります。

満足できない食事、安い食品ばかり、炭水化物ばかりでは、生活の質が下がります。

また、同じ種類でも安い商品ばかり選ぶことになり、満足度が下がります。

こんな食事や商品ばかり並べても、それだけで惨めな気持ちになってしまいます。

また、買い物も、価格だけ見てあちこち探すことになり、余計な手間暇がかかります。

老後に節約しすぎると、将来に対する不安が増え、ストレスも増えます。

十分な収入やお金がない場合、医療費や介護費などに不安を感じることになります。

こんな生活がこれからずっと続くとなると、さらに不安とストレスが増えます。

また、仕事があるうちは、働く意味や目標があったりしますが、それがなくなることで、逆にストレスや不満も増えていきます。

老後は、本来時間もあり、仕事や家族など、いろいろな制約がなくなって、一番楽しめる時間であるはずです。

旅行や趣味、いろいろな活動が本来できるはずなのに、お金が不足していると全部やめなければいけなくなります。

ただでさえも、節約でストレスが溜まっているのに、さらに楽しみまで奪われたら、何もありません。