株式市場を見始めて、30年以上。
実際に、自分でお客さんの資産運用を支援して15年。
マイナスの人がゼロという実績を踏まえて、「よくある間違い」を話します。
多くの方が、老後資金が心配になると思います。
「良さそうな商品を買えば、それで老後資金ができる」という大きな「勘違い」があります。
そんな単純なことでは、ほぼ絶対に老後資金が出来ないと言って良いです。
いくつかの「よくある勘違いの代表例」を書いておきます。
少なくとも、どれか1つの勘違いをしているので、ほぼ老後資金作りは出来ません。
例えば、ノルマ商品、売れ筋商品を買ったり、名前が魅力的だと買ったり、銀行が勧めるから買ったり、分散投資をしてみたり、元本確保商品につられたり・・
こんなことをしていては、絶対に無理です。
例え、ベストの商品を買ったとしても、落とし穴が多いので、ほぼ無理だと思います。
銀行・証券は、商品さえ売れれば良いのですから、買った後には関心がありません。
こうならないためには、どうしたらいいのでしょうか?
高確率で老後資金を作るには、このようなステップが必要です。説明はこちらから。
ほとんどの人は、良い商品を見つけて買えば、お金が増えると思っています。
ですから、「どの商品が良いか?」を探そうとして聞きます。
また、安い時に買って、高い時に売れば、お金が増えると思っています。
「いつ買うか、いつ売るか」に非常に関心があります。
部分的、一時的には、それで当たることもあります。
しかし、良い商品を買って、高くなったら売るということは、非常に難しいです。
1,2度は成功したとしても、10年以上など、中長期に続きません。
損したり、得したりで、「段々ジリ貧」がお決まりのコースです。
昔、伝説にもなった抜群の商品(マゼランファンド)がありました。
あり得ないような、すご過ぎる利回りでした。
ピーター・リンチは、1977-1990年の期間マゼラン・ファンドの運用を担当し、利回りは年率29%(恐ろしい数字)を達成。市場の平均利回りを13%も上回る。
彼が運用を担当した13年間で、資産は2,000万ドルから140億ドルに増えた。
しかし、それを買った人の半数は、損をしたのです。(不思議??)
理由は簡単で、確かに、最初から最後まで持っていれば、恐ろしく増えています。
ところが、価格が高くなったところで、途中で売るのです。また次に買い替える。
これを繰り返していけば、この歴史が証明するように、損をすることがほぼ確定です。
(今、多くの人がやっていることと全く同じです)
「どう考えても、損するはずがない、抜群に良い商品」でも、損が出ます。
つまり、良い商品を探しただけでは、老後資金はできないのです。
良い商品探しだけではダメであれば、どうすれば良いのか?
本気で老後資金を作りたい方のための面談相談は、こちらからどうぞ!
資産運用の本などを見ると、どんな本にも「分散投資しましょう」と書いてあります。
そうか!分散投資をすれば、お金が増えるんだな。
などと早合点する人がいます。
その結果、いろいろな商品を買い集めたような状態になっています。
これぞ分散投資?
全く違います。分散投資とは、商品名が違う商品に、幾つか分けて買うことではありません。
場合によっては、分散どころか集中投資になっていることもあります。
その理由は、結局中身を見ると、あまり性格が変わらないものを買っている場合です。
変わっているのは、販売店と商品名だけ、中身はほとんど同じようなもの。という場合です。
また、分散投資をしたとしても、その結果で、お金が増えるわけではありません。
分散投資と聞いて、分かったつもりにならないためには?
言葉に引っかからない。確率の高い老後資金の作り方とは?
「沢山売れている商品=良い商品」と考えがちです。
たしかに、飲食店で評判が良いところ、沢山の人が並ぶ店は、おいしい店であることが多いでしょう。
また、家電などでも、性能が良く使いやすいものが、支持されて、多く売れています。
しかし、金融商品では、これが全く通用しないと思ってください。
何故か?そもそも、金融商品の良し悪しを、きちんと判断できる人が、ほとんどいません。
ほとんど素人であり、飲食店や家電のように、自分で体験することができません。
また、飲食店や家電であれば、良しあしもすぐとか、しばらく使えばわかるでしょう。
しかし、金融商品(投資信託、保険)は、良しあしが、ほとんどわかりません。
分かったとしても、数年もかかったり、場合によっては、一生気が付きません。
保険などは、使うことがなければ、永遠にわからないです。
多くは、「結局使わなかった」で終わることがほとんどです。
投資信託も、「結局増えなかった」とか、「損した」で終わるだけです。
間違えた商品を買ったと思う人は、あまりいません。
よって、沢山売れている商品=良い商品ではありません。
ほとんどの人が、良くわからないので、店が勧めてくれたものを買います。
つまり、店の都合で勧めた(儲かる、売りやすい)商品=沢山売れた商品になりがちです。
そんなあなたの助けになるのが、商品の良し悪しを見分けられるアドバイザーとは?
本物のファイナンシャルプランナーとは?
投資信託は、1~2時間程度の説明では「絶対に」わかりません。
店の説明は、ただの「商品説明」です。
メリットを強調したパンフレット、決まった言葉を聞かされるだけです。
デメリットは、「小さな文字」で書いてあり、わからないように事務的に読むだけです。
投資信託のポイント(約2分40秒)
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投資信託は、ただの「仕組み」です。
良くない投資信託が数千本の中に、良いものがわずかです。
投資信託は、銀行の手数料稼ぎの道具になっています。
私たちの目的は「老後の資金作り」
それを期待して、投資信託などの商品を買っているだけですね。
「手数料」と「老後資金作り」・・目的が全く違います。
目的の違いは、当然、「商品選び」や「結果の違い」になります。
ファンドラップと言う商品があります。
これがここ数年で、非常に売れているようです。(大手8社で8兆円)
金融機関が、「良く分からなければ、私たちが代わりに運用してあげます。」という商品です。
大手証券会社が、300万~3000万円など、まとまった金額を運用しますと言っています。
ここまで聞いた限りでは、そういうことも「あり」だと思います。
こんなに売られている商品、ニーズには合っているようですが、本当に良いのでしょうか?
しかし、運用結果は「お恥ずかしい限り」です。
QUICK資産運用研究所が、主要12社のファンドラップの運用成績をデータから推定したところ、平均3.8~マイナス1.9%だったとのことです。(3年間の年率、費用控除後)
これは、何も知らない素人が、当てずっぽうで投資信託を買ったのと、ほぼ変わらないです。
3年間でマイナス運用などは、素人以下で「あり得ないレベル」です。
わざわざ高い手数料を払って、利用する意味などないと思います。
「知らないことは、恐い」と言う良い例です。
金融機関では、よく「資産運用は、当行へ」などと言っています。
本当でしょうか?
資産運用とは何でしょうか?
「自身が持つ資産を貯蓄・投資し、効率的に資産を増やしていくこと。」です。
効率的に増えていなければ、それは資産運用でありません。
あなたは、金融機関で買った商品が、効率的に増えていることを感じていますか?
恐らく、そうでないはずです。たいして増えてもいないでしょう。
目標も、増える見通しについても、何ら説明がありません。(できないので)
増える見通しについて、ハッキリ説明できないものを、なぜ買うのでしょうか?
実は金融機関がやっているのは、「商品販売」です。「資産運用」ではありません。
「商品を販売して、手数料を得る」ことが全てです。自社のためです。
どんな仕事でも、PDCAが重要、基本と言われます。PLAN⇒DO⇒CHECK⇒ACTION
計画して(P)、実行して(D)、チェック・見直して(C)、改善する(A)の繰り返し。
これを回していかないと、どんなことでも良くなりません。(結局やりっぱなし)
金融機関が、PDCAをやっているのを見たことがありますか?
実際やっているのは、DO=「商品販売」ばかり。
計画、見直し、改善などは、やりません。
増えない、良くならないのは、当たり前です。資産運用でもありません。
ドタバタと「商品を売ったり買ったりの繰り返し」をしているだけです。
間違った資産運用に気が付いた方は、どうしたら良いのか?
きちんとステップを追って行う、確率が非常に高い老後資金作りとは?
購入時には、店頭で商品説明が1~2時間行われます。
それもパンフレットの説明だけです。
これで理解される人は、ほぼゼロです。
「わかったような気がする」では、実際は、ほぼ理解していません。
言葉は、わかっても、基本の大事な点が、まったく分かっていないです。
ですから、全く応用が利きませんので、その後どうしたらいいかわかりません。
「儲かれば売れば良い」くらいの話になります。
自分で勉強して、かなり予備知識がなければ、理解はできません。
ある程度分かれば、そこで質問の10個や20個できるはずです。
質問もできないとすれば、分かっていません。
これで、訳が分からず買っても、良い結果になることはありません。
パンフレット説明で分かった気にならないためには、どうするか?
本気で老後資金を作りたい方の面談相談は、こちらです。
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どんな相談でも歓迎します。必ず「見通しや解決策の方向」を提示します。
プロ中のプロを探さないと結果は出ない
投資信託の説明で、「専門家、プロが運用するので安心です」ということが良く書いてあります。
本当でしょうか?
例えば、プロ野球選手であれば、イチローのような名選手もいれば、全然ヒットが打てず、すぐクビになる選手もいます。
一応、プロ選手には違いないかもしれませんが、ここには「天地の差」があります。
プロ選手と聞けば、ヒットをジャンジャン打てるかのように、つい錯覚しがちです。
どんな場所においても、投資信託においても、ダメな人と、優れた人がいるのは当然です。
投資信託だから、プロだから・・良いということはありません。
私たちは、プロの中のプロ、本物、イチロー級を探さないと、結果が出ないのです。
プロ中のプロを探すには?
店で商品を説明している人は、「運用のプロ」ではありません。
「このように話してください」と運用会社から、頼まれた人です。
商品については、ほとんど知らないのです。
お店にいるのは「説明と商品を売る」ことのプロです。
どう説明するか、どう売るか・・しか考えていません。
運用のことを聞かれても、「やったことないし、知りませんから」・・が本音です。
店、銀行は「説明しているだけ」です。
運用には、全くタッチしていません。
運用など、全くわかりません。
なぜなら、運用は、全く別の「運用会社」がやっているからです。
販売員をやっていると、多くの人がする質問が、だいたいわかります。
良く出る質問に、もっともらしく答えれば、素人には、よく知っているように見えます。
しかし、「実は知らない」のです。
いつも似たような質問が出るので、決まった答えをしているだけです。
本当のことが聞きたい場合には、運用を知る人から聞きましょう。
運用が知りたい、最も確率が高く老後資金を作りたい場合は、こちらから
良さそうに聞こえる、新しいファンドに手を出してはいけない。
商品を販売して、手数料で稼ぎたい場合に、良く行われることとは・・
とにかく、商品名を魅力的に見せることです。
例えば今なら、情報通信とか、ITとか言えば、それだけで魅力的に見えるでしょう。
また、コロナの感染症が増えれば、医薬品としてのワクチン開発が魅力的に見えるかもしれません。
人工知能(AI)も、発展することは間違いない。
このように、今話題のテーマ名をファンドにつけ、新発売されることが、良く行われます。
このようなファンドが「テーマ型ファンド」と言われるものです。
過去にこんなことがありました。20年ほど前は、インターネットが大きなテーマでした。
多くのファンドが、ネット関連の名前を付けて売りました。
しばらくして、ネットバブルが弾けて、これらのファンドは大きく値下がりしました。
沢山売れれば良いという発想から、こんな新ファンドが多く作られてきた歴史があります。
新発売から2年ほどたつと、ブームが終わり、古く感じるようになり、解約が進みます。
価格も大きく下がりがちになり、ファンドのお金も減ります。結果も悪くなります。
このような経過をたどった「生ける屍」のようなファンドが、無数に今でも残っています。
新聞を広げると、沢山のファンドが載っていますが、その多くはこのタイプの残骸です。
直ぐ飛びつく人は、すぐやめる人。いつも売ったり買ったりしています。
このようなファンドには、軽い人、考えない人が多く集まり、結果も悪いです。
良いファンドには、良質の人、賢い人が多く集まり、さらに結果も良くなります。
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ノルマ商品で、増えるはずないわね!
人気ランキングや販売金額ランキングも、これで良し悪しを判断してはいけません。
飲食店など、分かりやすいものと違い、一番売れた商品=一番良い商品では、ありません。
一番売れた商品とは、販売側がノルマを課して、力を入れて、一番売れた商品というだけの話です。
買っているほとんどの人は、素人なので、良し悪しがわかりません。
販売員のおススメ商品に簡単に乗せられた人が、多数買った商品が、良い商品でしょうか?
こんなバカな基準で決めてはいけないことは、ハッキリしています。
間違いやすいのが、「一番値上がりをした投資信託=良い」と考えがちなことです。
一番値上がりした商品は、「一番偏った商品」であることが多いです。
投資先をかなり絞った場合、投資先の数が少ないので、極端に値動きします。
上がる時は、爆発的に上がったり、逆に下がるときは、一番下がったりします。
このような投資信託は、上下が激しく、長い期間持ちにくいものになります。
値上がり情報に飛びつかないために。確率の高い老後資金の作り方とは?
預金や生保ではダメなのか・・
日本人は、「安定、値下がりしない、元本確保」に飛びつきます。
実はこれが危ない。その理由は?
1つ目は、お金が増えないから。
2つ目は、このような商品が好かれることを知っていて、金融機関が利用しているから。
ここでは、2つ目の話をしましょう。
この条件を、どこまでも求めるなら、預金にしておけばいいです。
しかし、預金より、少し利回りが高い商品となると、多くの人が飛びつきます。
「安心で高利回り」、そんな都合が良いものは、ありません。
しかし、金融機関が、素人にわからないように、それに「似た商品」を作ります。
そして、手数料も高かったりします。
しかし、現実にはそのようなものはないのですから、実はゴマカシています。
後で、見えなかったリスクが表面化して、大きな損失を受けることが良くあります。
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最近は「インデックス型の投資信託が良い、ベスト」という本が非常に多いです。
しかし、絶対いいわけでなく、「素人の投資よりマシ」ということです。
インデックスより、10年以上も、確実に良いアクティブファンドがいくつもあります。
アクティブファンドでも、適当な運用のファンドが数の上では多いかもしれません。
しかし、銘柄を厳選したファンドがインデックスより、悪いわけがありません。
投資の世界で有名な伝説の「マゼランファンド」を運用していたピーターリンチ
年間29%という「腰を抜かす」ような驚異の成績でした。
投資の神であり、一代で資産を築いたウォーレンバフェット。
彼らは、インデックス投資で成功したわけではありません。
銘柄を選んで、絞った投資先で、驚くような成績を出しています。
基本は、やはりアクティブにあるのです。
特に日本は、これから人口も減り、右肩下がりです。
今の有名企業は、右肩上がりの経済で大企業になった企業です。
人口減の右肩下がり経済では、大企業は規模の縮小、大変化が必要です。
平成時代は、ほとんど現状維持で、企業が変わっていません。
令和でコロナが発生して、大きく大企業も整理されるでしょう。
一方で、名もない企業が、将来は大企業になります。
インデックスで、古い大企業の「平均値」に投資していては、良い成績は望めません。
インデックスだけでなく、アクティブも使って、効率良く増やすには?
確率の高い老後資金の作り方「パーソナライズ運用法」とは?
バランスファンドには、気をつけたい。
投資信託の中には、沢山の種類の資産が入ったものがあります。
株式と債券、その他資産のミックスです。
人間は迷うと、両方入ったものを選びがちです。
両方、半分半分なら「考えなくてよい」「決断をしなくても良い」からです。
どちらかを選んで、失敗したくないという心理です。
これが高くつきます。
さらに、修正がしにくい、融通が利きません。
良く知らない人、安心したいと思うほど、バランスファンドに引っかかります。
例えば、服やカバンでも、それぞれ専門店で買った方が、安く良いものが買えます。
一方、デパートで全部買いそろえると、高くつくのと同じです。
また、ベルトだけ、このブランドが良いといっても、うちは取り扱っていませんとなります。
自由度が低く、修正が利かず、高コスト、中身も良くわからない。最後は全部売るだけ。
これが、多くの人が買いがちなバランスファンドのデメリットです。
バランスファンドが良いわけではありません。
投資信託を見るには、運用会社を見なければなりません。
銀行や証券会社は、運用などやっていません。
ただの商品販売所ですので、全く知りません。
実際に運用をやっていて、関心を持たねばいけないのは、運用会社の方です。
投資信託の運用会社には、得意・不得意があります。
良い成績を出すため、個々の企業を調べる場合には、その会社に出かけなくてはいけません。
実際に経営者に会ったり、現場を見て歩いたり・・がなければ、良い企業を発掘できません。
日本に強い、中堅企業に強い、アジアに強い、業種に強いなどいろいろ性格があります。
この能力、強味を見極めないといけません、
良い成績が出せるのは、ファンドの運用方法もありますが、会社の能力、体制もあります。
良い商品や成績は、良い運用会社や組織体制から生まれます。
良い運用会社を見つけるには?
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