ページ見出しを補足する文を書いてください(例:Welcome to Yamada Company)
「自分の年金額だけで、本当に暮らしていけるのだろうか?」
これは多くの50代、60代の方が感じている不安の1つです。
実際に、それぞれの世帯のケースで、年金と生活費の現実を見てみましょう。
年金種類(世帯構成) | 月額年金(平均) | 最低月額生活費 | 差額(不足) |
厚生年金(夫婦) | 約22~24万円 | 約26万円 | ▲2~4万円 |
厚生年金(単身) | 約12~14万円 | 約15~18万円 | ▲1~6万円 |
国民年金(夫婦) | 約13~14万円 | 約22~25万円 | ▲8~12万円 |
国民年金(単身) | 約6.5~7万円 | 約13~15万円 | ▲6.5~8万円 |
●厚生年金夫婦世帯でも、最低限の生活をするだけで、毎月数万円の赤字になるケースが多く、「ゆとりある老後」には、到底届きません。
●国民年金のみの世帯では、生活費を大きく下回り、貯蓄を切り崩す生活になります。
●現実には、医療費や介護費用、住宅修繕、交際費、固定資産税、子供への援助なども重なり、さらに出費が重なります。
インフレで目減りするのは、預貯金だけではありません。
年金の目減りします。ここ3年ほど、物価上昇は、約2.5%~3.2%です。
しかし、これは全部の物価を見ていますが、私たちが、毎日多く買い物をする食料品などに限れば、もっと物価上昇しています。消費者感覚だと、10%以上ではないでしょうか?
年金も物価上昇と同じように上がれば、問題ないのですが、残念ながら物価上昇には、到底追い付かないような仕組みになっています。(マクロ経済スライド)
よって、物価上昇が続けば続くほど、年々厳しさが増します。
例えば、月22万円の年金があっても、物価上昇が毎年2~3%上昇すれば、10年後には実質価値が約8割に低下します。
年齢が高くなるほど、医療費・介護費ともに増加傾向になります。
もし、夫婦が、認知症やがん、心疾患などを患うと、さらに数十万円以上になります。
年齢(イメージ) | 医療費平均 (年間:自己負担分) | 介護費用 (年、要支援~要介護2) |
65歳 | 約8~10万円 | 数万円 (要介護認定前後) |
75歳 | 約13~15万円 | 10~20万円 (訪問・通所サービス中心) |
85歳 | 約18~25万円 | 30~60万円 (施設入居も出てくる) |
生活費が増えるだけではなく、医療介護費もかかりますので、生活時全体が増えます。
以下のようにまとめると、合計の生活費は、月額6万円以上増えそうです。
もちろん年金も増えますが、この増え方についていけません。それは自己負担になります。
項目 | 現在:月額 | 10年後:月額 (2035年予測) | 備考 |
食費 | 約6万円 | 約7.3万円 | 年2%インフレ想定 |
医療費(夫婦) | 約2万円 | 約3.5万円 | 高齢化と価格増 |
合計生活費 | 約26万円 | 約32万円 | 年金が増えない分は、自己負担になる。 |
年金は、最低限の生活を支える仕組みです。さらに年金は少子高齢化の影響を受けて減っていくだけでなく、物価上昇でも減ります。
いまでも、国の公的年金だけで暮らしていける人はいません。
働くといっても、適した仕事や、やりたい仕事は、なかなかありません。
働いたとしても、年金の不足を埋めるのが精いっぱいでしょう。
「ゆとりある老後」や、「予期せぬ出費(医療・介護・住宅改修)に備える」には、以下の対策が必要です。
●不足分の間に合わせ方:資産運用を中心に考える。(NISA,iDeCoを含めて)
●資産運用を失敗しないために、より資産をうまく活用するために・・
→信頼できる専門家(CFP)に相談する習慣